「リセット → デインク戦への移行パターン」は、
上級者のラリーで最も重要な“守りから攻めへの転換技術”です。

以下で、試合中の流れ・動き・狙い・練習法を詳しく説明します👇

🎯 基本の流れ
🧩 状況設定

相手が速いドライブや深いサードショットで攻めてきたとき――
あなた(またはチーム)は後ろに下がり、防戦状態。

ここで「リセットショット」を使って
ラリーを落ち着かせ、前進してデインク戦へ持ち込むのが目的です。

🪄 流れの全体像(4ステップ)
🥎 ステップ?:相手の攻撃を受け止める(リセット)

相手の強いドライブを手首を固定して吸収。

ボールをやや山なりにネットすれすれを通し、
 相手のキッチンに「ふわり」と落とす。

💡 狙い:相手の勢いを止め、時間を稼ぐ。

🏃‍♂️ ステップ?:ラリーを中立に戻す

リセットが成功した瞬間、
 あなたはゆっくり前進を開始。

相手はネット付近で待機しているが、
 勢いがなくなったため攻撃しづらい状態になる。

💡 コツ:焦って詰めすぎず、バウンド確認後に一歩ずつ前進。

🧍‍♀️ ステップ?:キッチンラインを取る

自陣のキッチンラインまで移動。

ここで次の低いボールをデインクで返す。

相手の強打レンジを完全に消し、ソフトなラリーへ移行。

💡 ポイント:低く構えて、ボレーせずバウンドを見てデインク。

🎾 ステップ?:デインク戦(安定化)

双方がネット前でソフトラリーを展開。

チャンスが来たら、相手の浮いたデインクをプッシュショットやポーチで攻撃。

💡 狙い:
 「速さ」ではなく「低さ」と「精度」で主導権を握る。

🧠 パターン別戦略例
状況 有効な動き 狙い
相手のドライブが強い 深めのリセットで時間を作る ラリーを遅らせる
相手がネットに詰めてくる 足元へリセット 攻撃封じ・姿勢を崩す
ペアが後方にいる あなたがリセットで粘り、ペアが前進 チーム全体で中立へ
相手がリセットに慣れている 一度深め→浅めと変化 タイミングを狂わせる
🏋️‍♀️ 練習法:リセット→デインク移行ドリル
💠 ドリル?:連続リセット練習

パートナーが連続でドライブショットを打つ

あなたはキッチンラインより後ろからすべてリセットで返球

成功したら一歩前進
→ 最後にデインク戦に入る

目的:リセットの安定性+前進のタイミング感覚。

💠 ドリル?:ペア連携リセット

ペアと横並びで後方からスタート

相手が攻撃→2人で交互にリセット→同時に前進
→ 2人でキッチンラインに立ってデインク戦へ

目的:チーム全体で中立に戻す協調練習。

💠 ドリル?:リセット→デインク切り替え練習

相手がドライブ→あなたがリセット→
 次のボールをネット前でデインクへ切り替え。

目的:ラリーのテンポを落とす技術を習得。

💡 成功のポイントまとめ
要素 内容
打点 体の前・低い位置で吸収
ラケット角度 30〜45°上向き
前進のタイミング リセット成功→次のバウンド後に一歩ずつ
リズム 強→柔→静 の三段階で変化
最終目的 ネット前で安定したデインク戦に入る
🧭 上級者の意識

「リセットは“守るため”ではなく、“デインク戦に持ち込むため”」

上級者は、スピードを殺して自分のリズムを作る技術を磨いています。
焦らず、静かに試合の流れを変えるのが“真の戦術家”です。